目次
- 1 模様・装飾
- 2 施工方法
- 2.1 土間
- 2.2 玉砂利洗い出し仕上げ
- 2.3 しっくい鏝(こて)塗り
- 2.4 土壁押さえ(つちかべおさえ)
- 2.5 土間仕上げ
- 2.6 掻き落とし(かきおとし)仕上げ
- 2.7 押さえ仕上げ
- 2.8 刷毛引き仕上げ(はけびきしあげ)
- 2.9 鏝塗り(こてぬり)
- 2.10 鏝絵(こてえ)
- 2.11 塗り分け仕上げ
- 2.12 荒仕上げ
- 2.13 平滑仕上げ
- 2.14 丸塗り
- 2.15 漆喰押さえ(しっくいおさえ)
- 2.16 土間コテ仕上げ
- 2.17 砂漆喰(すなしっくい)
- 2.18 左官材混合(さかんざいこんごう)
- 2.19 漆喰鏝押さえ(しっくいこておさえ)
- 2.20 砂漆喰(すなしっくい)
- 2.21 石灰モルタル(せっかいもるたる)
- 2.22 珪藻土塗り(けいそうどぬり)
- 2.23 土壁下地(どかべしたじ)
- 2.24 二度塗り仕上げ(にどぬりしあげ)
- 3 参照URL
模様・装飾
波模様仕上げ
波模様仕上げは、塗り壁やモルタル仕上げの表面に波の形を模したテクスチャを作る技法です。壁全体に一定のリズムを持たせることで、光や影の変化が楽しめ、空間に動きと柔らかさを与える仕上げです。
メリット
- 光の当たり方で表情が変わる
- 自然な柔らかさを感じられる
- 職人技を活かした意匠性が高い
デメリット
- 施工には技術と経験が必要
- 均一に仕上げるのが難しい
- 修正やリペアが手間になる場合がある
用途
- 住宅や店舗の内外壁の装飾
- 和風・洋風の意匠壁
- アクセント壁や玄関周り
施工費用
- 1平方メートルあたり5,000〜8,000円程度
- 施工の難易度や材料により変動
- 特殊な模様は追加費用が必要
コテ波仕上げ
コテ波仕上げは、塗り壁やモルタルの表面にコテを使って波状の模様をつける技法です。光や影で表情が変わり、壁全体に動きとリズムを与え、空間に柔らかさや立体感を演出します。
メリット
- 光の反射で表情が豊かになる
- 壁面にリズム感を与えられる
- 職人の技術を活かした意匠性
デメリット
- 施工に熟練が必要
- 均一に仕上げるのが難しい
- 修正が困難な場合がある
用途
- 住宅や店舗の装飾壁
- 和風・洋風の意匠壁
- アクセント壁や玄関周り
施工費用
- 1平方メートルあたり5,000〜8,000円
- 模様の複雑さで費用変動
- 追加のデザインは別途費用
たたき模様
たたき模様は、仕上げ材を木や金属の道具で叩いてテクスチャを作る工法です。壁に凹凸が生まれ、陰影によって立体感が強調され、空間に温かみと伝統的な雰囲気を与えます。
メリット
- 伝統的な美しさを演出できる
- 凹凸で陰影が生まれる
- 職人の手仕事が活かせる
デメリット
- 熟練技術が必要
- 施工に時間がかかる場合あり
- 均一性が保ちにくい
用途
- 和風住宅の外壁・内壁
- 店舗や旅館の装飾壁
- 庭園周囲のアクセント壁
施工費用
- 1平方メートルあたり5,000〜9,000円
- 材料や技術によって変動
- 複雑な模様は追加費用
鎹模様(かすがいもよう)
鎹模様は、左官壁に鎹(かすがい)の形を模して付ける装飾模様です。壁に規則的な模様をつけ、伝統的な雰囲気や職人技の美しさを際立たせます。
メリット
- 伝統美を表現できる
- 規則的な模様で見た目が整う
- 職人技を活かせる
デメリット
- 施工には熟練が必要
- 施工に時間がかかる場合あり
- 修正が難しい
用途
- 和風住宅や寺社建築の装飾壁
- 玄関周りや庭園のアクセント壁
- 伝統的な意匠壁
施工費用
- 1平方メートルあたり6,000〜10,000円
- 模様の複雑さで変動
- 特注デザインは追加費用
そとん壁模様
そとん壁模様は、特殊な砂漆喰を使用して外壁に自然な凹凸やざらつきをつける技法です。表情豊かな壁面になり、雨や風に強く、伝統的な和風住宅の外観を演出できます。
メリット
- 自然な凹凸で表情豊か
- 耐候性に優れる
- 和風住宅の意匠に最適
デメリット
- 施工には熟練が必要
- 仕上げの均一性が難しい
- 補修がやや困難
用途
- 和風住宅の外壁
- 店舗や旅館の装飾壁
- 庭園周囲の意匠壁
施工費用
- 1平方メートルあたり6,000〜9,000円
- 材料や施工精度で変動
- 複雑な意匠は追加費用
薩摩中霧島壁模様(さつまなかきりしまかべもよう)
薩摩中霧島壁模様は、薩摩地方の伝統的な砂漆喰を使い、壁に霧状の凹凸を作る技法です。光の加減で柔らかい陰影が生まれ、外観に深みと風格を与えます。
メリット
- 柔らかい陰影で壁が美しく見える
- 耐候性と耐久性に優れる
- 伝統的な和風意匠を表現可能
デメリット
- 施工に高い技術が必要
- 均一に仕上げるのが難しい
- 補修や修正に手間がかかる
用途
- 和風住宅や寺社建築の外壁
- 旅館や店舗の装飾壁
- 景観に配慮した意匠壁
施工費用
- 1平方メートルあたり7,000〜10,000円
- 材料や施工技術で変動
- 複雑なデザインは追加費用
掻き落とし模様(かきおとしもよう)
掻き落とし模様は、塗り壁を乾く前にヘラやブラシで削り、独特なテクスチャを作る技法です。光や影で表情が変化し、壁面に深みや動きを与えます。
メリット
- 独特のテクスチャで表情豊か
- 光と影で壁に立体感
- 職人技を活かせる意匠
デメリット
- 熟練が必要で施工が難しい
- 均一に仕上げるのが困難
- 補修がやや手間
用途
- 和風住宅や旅館の内外壁
- 店舗や庭園周囲の意匠壁
- アクセント壁として装飾
施工費用
- 1平方メートルあたり6,000〜9,000円
- 模様の複雑さで変動
- 追加デザインは別途費用
刷毛目仕上げ(はけめしあげ)
刷毛目仕上げは、壁に刷毛で線状のテクスチャをつける技法です。直線や曲線が壁面にリズムを生み、空間に上品な表情と落ち着きを与えます。
メリット
- リズム感のある美しい表面
- 光によって陰影が変化
- 伝統技術を活かせる意匠
デメリット
- 熟練が必要で施工が難しい
- 均一に仕上げるのが困難
- 補修時に質感を合わせる必要
用途
- 住宅や店舗の内外壁
- 和風意匠壁やアクセント壁
- 庭園や玄関周りの装飾壁
施工費用
- 1平方メートルあたり5,000〜8,000円
- 施工技術で費用変動
- 複雑な意匠は追加費用
押さえ鎹仕上げ(おさえかすがいしあげ)
押さえ鎹仕上げは、左官壁に鎹の形を押さえつけて模様を作る技法です。壁面に規則的な意匠が生まれ、伝統的な雰囲気を強調できます。
メリット
- 規則的な意匠で統一感ある壁面
- 伝統的な美しさを表現可能
- 職人技を活かせる
デメリット
- 施工に熟練が必要
- 複雑な模様は手間がかかる
- 補修時に質感を合わせる必要
用途
- 和風住宅や寺社建築の壁
- 店舗や旅館の装飾壁
- 玄関周りや庭園のアクセント壁
施工費用
- 1平方メートルあたり6,000〜10,000円
- 模様の複雑さで変動
- 追加デザインは別途費用
施工方法
土間
土間は、家の中で床を張らず、地面を固めたり仕上げ材を塗ったりしてつくるスペースのことです。昔はかまどや作業場として使われ、今では玄関や趣味スペースとして利用されることも多いです。湿気の調整がしやすく、荷物の出し入れや作業のしやすさが特徴の空間です。
メリット
- 水や汚れに強い
- 作業スペースとして使いやすい
- 温度と湿気を調整しやすい
デメリット
- 冬は冷えやすい
- 掃除に手間がかかる場合がある
- 用途により仕上げ費用が変わる
用途
- 玄関スペース
- 作業場や趣味部屋
- 収納スペース
施工費用
- 1㎡あたり1〜3万円
- 仕上げ材により変動
- コンクリート仕上げは比較的安価
玉砂利洗い出し仕上げ
玉砂利洗い出し仕上げは、モルタルに玉砂利を混ぜて塗り、表面を水で洗って砂利を見せる仕上げ方法です。自然な質感があり、玄関や外構でもよく使われます。砂利の色や大きさで見た目を変えられ、すべりにくく耐久性があることが魅力です。
メリット
- 自然な見た目に仕上がる
- すべりにくい表面になる
- 耐久性が高い
デメリット
- 仕上げに手間がかかる
- コストがやや高め
- 部分補修が難しい
用途
- 玄関土間
- アプローチ
- 外構の舗装
施工費用
- 1㎡あたり1.5〜3万円
- 砂利の種類で変動
- 仕上げ手間が費用に影響
しっくい鏝(こて)塗り
しっくい鏝塗りは、石灰を主成分にしたしっくいを鏝で塗り重ねて仕上げる工法です。調湿性が高く、カビが発生しにくいため、室内壁として古くから使われています。平滑な白い壁から表情のある模様仕上げまで、仕上げの幅が広いことも特徴です。
メリット
- 調湿性に優れる
- 防カビ性が高い
- 仕上げの表情を調整できる
デメリット
- 施工に職人技が必要
- 施工費用が高め
- 衝撃に弱い場合がある
用途
- 室内壁
- 和室の壁
- 店舗内装
施工費用
- 1㎡あたり4〜8千円
- 模様仕上げは追加費用
- 厚塗りは高額になることも
土壁押さえ(つちかべおさえ)
土壁押さえは、土壁を塗った後、乾く前に鏝で表面を押して整える仕上げ方法です。密度を高めて強度を上げる効果があり、見た目もすっきりした柔らかい光沢が出ます。伝統的な建物だけでなく、自然素材を使った家づくりでも採用されています。
メリット
- 強度が高まる
- 表面が滑らかになる
- 自然な風合いが得られる
デメリット
- 技術のある職人が必要
- 仕上げに時間がかかる
- 材料選びで品質差が出る
用途
- 和室の壁
- 土蔵や古民家
- 自然素材の住宅
施工費用
- 1㎡あたり3〜6千円
- 土の種類で変動
- 厚塗りは追加費用が必要
土間仕上げ
土間仕上げは、土間の表面をコンクリートやモルタル、三和土などで仕上げる方法です。用途に合わせて硬さや質感を調整できるため、玄関や作業スペースなどで使われます。耐久性が高く、水にも強いため、屋内外どちらにも適しています。
メリット
- 耐久性が高い
- 手入れがしやすい
- 用途に合わせて選べる
デメリット
- 冬に冷えやすい
- 仕上げによりコスト差が大きい
- ひび割れが起きる場合がある
用途
- 玄関スペース
- 倉庫や作業場
- 土間リビング
施工費用
- 1㎡あたり5千〜1.5万円
- コンクリートは比較的安価
- 三和土は高め
掻き落とし(かきおとし)仕上げ
掻き落とし仕上げは、塗り壁が半乾きの状態で表面を掻き落として凹凸をつくる仕上げ方法です。独特の陰影が生まれ、外壁や内壁に立体的な表情をつけられます。自然素材の質感を生かしながら、落ち着いた雰囲気を生み出せる施工法として人気があります。
メリット
- 立体的な模様ができる
- 汚れが目立ちにくい
- 自然な風合いを出せる
デメリット
- 施工に時間がかかる
- 均一な仕上げが難しい
- 補修に技術が必要
用途
- 外壁仕上げ
- 内壁のアクセント
- 店舗内装
施工費用
- 1㎡あたり4〜10千円
- 模様の深さで変動
- 材料により費用差あり
押さえ仕上げ
押さえ仕上げは、塗り壁の表面をコテで何度も押さえて滑らかに整える仕上げ方法です。乾き具合を見ながら力の入れ方を調整し、ムラの少ない落ち着いた質感をつくります。住宅や店舗など幅広い場所で使われ、光の反射がやわらかく見えるのが特徴です。素材の持つ色や質感をそのまま生かしたいときに選ばれます。
メリット
- 仕上がりが滑らかで上品
- 汚れが付きにくく手入れが容易
- どんな素材とも相性が良い
デメリット
- 職人の技量で質が変わりやすい
- 広い面ではムラが出やすい
- コストがやや高くなりがち
用途
- 住宅の内壁
- 和室や店舗の仕上げ
- 落ち着いた質感を求める空間
施工費用
- 1平方メートルあたり3千〜5千円
- 材料で金額が変動
- 仕上げ精度が高いほど加算
刷毛引き仕上げ(はけびきしあげ)
刷毛引き仕上げは、塗り壁の表面を刷毛で引いて細かな筋をつける伝統的な仕上げ方法です。表面に凹凸ができるため陰影が出て、素朴でやわらかい雰囲気が生まれます。滑りにくい特徴から屋外の壁や玄関まわりにも使われることが多く、素材の色とあわせて自然な風合いを出せる仕上げです。
メリット
- 落ち着いた質感を出せる
- 滑りにくく安全性が高い
- 外壁でも使いやすい
デメリット
- 筋模様の均一化が難しい
- 汚れが溝に入りやすい
- 手作業で時間がかかる
用途
- 外壁仕上げ
- 玄関まわり
- 和風建築の内壁
施工費用
- 1平方メートルあたり3千〜6千円
- 筋模様の深さで変動
- 屋外施工は加算されることあり
鏝塗り(こてぬり)
鏝塗りは、コテを使って壁材を塗り広げる基本的な仕上げ方法です。塗り重ねる厚みやコテの動きで表情が変わり、職人ごとの個性が出るのが特徴です。住宅から店舗まで幅広い空間に使われ、素材の選び方で湿気調整や断熱性も期待できます。伝統的な施工の中でも最も多く使われる工法です。
メリット
- 自由な質感を作れる
- 素材の性能を活かせる
- 幅広い建物に対応できる
デメリット
- 技量差が仕上がりに出やすい
- 乾燥で割れが生じる場合がある
- 広い面では時間がかかる
用途
- 住宅の内壁
- 和室・洋室どちらでも使用
- 飲食店や商業施設
施工費用
- 1平方メートルあたり3千〜5千円
- 素材の種類で変動
- 模様付けは追加費用が必要
鏝絵(こてえ)
鏝絵は、しっくいや土などを鏝で盛り上げて描く立体的な装飾です。乾く前に形を整えるため、材料の状態を正確に見きわめる力が必要です。壁面に模様や絵を作ることで建物の個性を高められ、昔から蔵や家の外壁などに使われてきました。職人の技量がそのまま作品の質につながるため、唯一性の高い仕上げとして選ばれます。
メリット
- 唯一性の高い意匠を作れる
- 厚みのある装飾で存在感を出せる
- 自然素材で風合いが長持ちする
デメリット
- 高度な職人技が必要
- 制作に時間がかかる
- 施工費用が高くなりやすい
用途
- 蔵や住宅の外壁装飾
- 店舗や公共施設の意匠壁
- 建物のシンボルデザイン
施工費用
- デザイン規模により数万円〜数十万円
- 複雑な絵柄はさらに高額
- 材料費より技術料の割合が高い
塗り分け仕上げ
塗り分け仕上げは、壁の一部ごとに色や材料を変えて仕上げる方法です。境目をきれいに整えるための技術が必要で、壁面の表情に変化を持たせたいときに使われます。異なる素材同士の相性や乾燥具合を考え、全体が不自然にならないように計画して施工することが大切です。デザイン性を高めたいときに選ばれる方法です。
メリット
- デザインの幅が広がる
- 空間にメリハリを出せる
- 素材ごとの良さを生かせる
デメリット
- 境目の施工に技術が必要
- 材料や工程が増え費用が上がりやすい
- メンテナンスで色差が出ることがある
用途
- 住宅や店舗のアクセント壁
- 素材を分けたい外壁
- デザイン性を重視する内装
施工費用
- 範囲により数万円〜数十万円
- 素材別の施工費が加算
- 高意匠ほど高額になりやすい
荒仕上げ
荒仕上げは左官作業で塗り面を粗く仕上げる方法です。表面に凹凸を残すことで風合いや陰影を生かし、自然な雰囲気の壁や床を作れます。伝統建築やリフォームでも使われる基本技法です。
メリット
- 自然な風合いを表現できる
- 下地の凹凸を活かせる
- 施工が比較的短時間で済む
デメリット
- 表面の平滑さは期待できない
- 汚れやすく掃除が難しい
- 仕上がりにムラが出やすい
用途
- 伝統建築の壁や床
- 和風住宅の内装
- リフォームでの風合い付加
施工費用
- 1平方メートルあたり3,000~5,000円程度
- 下地や材料によって変動
- 職人技術料を含めると追加費用あり
平滑仕上げ
平滑仕上げは左官作業で表面を平らに仕上げる方法です。光を均一に反射させることで清潔感のある壁や床を作ることができ、現代住宅や店舗でもよく使われます。
メリット
- 光沢のある美しい表面になる
- 掃除がしやすい
- 現代住宅に適している
デメリット
- 施工に時間と技術が必要
- 下地の凹凸が目立ちやすい
- 自然な風合いは出しにくい
用途
- 現代住宅の壁や天井
- 店舗やオフィスの内装
- リフォームでの平滑化
施工費用
- 1平方メートルあたり4,000~6,000円程度
- 職人技術料でさらに追加費用
- 下地の状態によって変動
丸塗り
丸塗りは左官作業で材料を厚く塗り、曲線や丸みのある表面を作る技法です。柔らかく温かみのある印象を与え、伝統的な住宅や和室の装飾に用いられます。
メリット
- 柔らかい印象を出せる
- 曲線やデザインの自由度が高い
- 伝統建築に適した技法
デメリット
- 施工が難しく熟練が必要
- 施工時間が長くなる
- 厚塗りのため乾燥に注意が必要
用途
- 和室や伝統住宅の内装
- 装飾的な壁面
- リフォームでのアクセント壁
施工費用
- 1平方メートルあたり5,000~8,000円程度
- デザインの複雑さで変動
- 職人技術料が加算
漆喰押さえ(しっくいおさえ)
漆喰押さえは漆喰を塗った後、鏝で平らに押さえる仕上げです。表面が滑らかで光沢のある壁になり、防火性や耐久性も確保できます。
メリット
- 滑らかな表面に仕上がる
- 掃除や手入れがしやすい
- 耐久性と防火性が高い
デメリット
- 施工に技術が必要
- 厚塗りには時間がかかる
- ひび割れが発生する場合あり
用途
- 住宅や店舗の壁
- 和室や洋室の内装
- リフォームでの耐久壁
施工費用
- 1平方メートルあたり4,500~7,000円程度
- 下地や厚みによって変動
- 職人の技術料が加算
土間コテ仕上げ
土間コテ仕上げは土間に土やモルタルを塗り、コテで平らに仕上げる方法です。耐久性があり、土間の掃除や手入れがしやすい仕上げになります。
メリット
- 平滑で丈夫な床に仕上がる
- 掃除や水回りに適している
- 耐久性が高い
デメリット
- 施工に熟練が必要
- 乾燥に時間がかかる
- 下地の状態で仕上がりが変わる
用途
- 住宅の土間や玄関
- 店舗や工房の床
- リフォームでの耐久床
施工費用
- 1平方メートルあたり3,500~6,000円程度
- 材料や厚みにより変動
- 職人技術料が加算
砂漆喰(すなしっくい)
砂漆喰は砂を混ぜた漆喰で、ざらっとした表面感を持つ仕上げです。光の反射を抑え、落ち着いた雰囲気の壁を作れます。
メリット
- 落ち着いた風合いになる
- 表面に凹凸が出やすい
- 伝統的建築に適している
デメリット
- 施工に技術が必要
- 平滑さは出しにくい
- 厚塗りには注意が必要
用途
- 住宅や店舗の壁
- 和室や伝統建築の内装
- リフォームでの雰囲気付け
施工費用
- 1平方メートルあたり4,500~7,500円程度
- 材料や厚みによって変動
- 職人技術料が加算
左官材混合(さかんざいこんごう)
左官材混合は、漆喰やモルタルなど複数の材料を混ぜて使用する技法です。材料の特性を活かし、壁や床に耐久性や風合いを加えることができます。用途に合わせて配合を変えられる柔軟な方法です。
メリット
- 材料の特性を調整できる
- 耐久性を高められる
- 表面の仕上がりを自由に変えられる
デメリット
- 配合のバランスが難しい
- 施工に経験が必要
- 材料費が増える場合がある
用途
- 住宅の内壁や天井
- 伝統建築の修復
- リフォームでの特殊仕上げ
施工費用
- 1平方メートルあたり4,000~7,000円程度
- 材料の種類と配合で変動
- 職人の技術料が加算
漆喰鏝押さえ(しっくいこておさえ)
漆喰鏝押さえは漆喰を塗った後、鏝で表面を平らに押さえる仕上げです。滑らかで光沢のある壁を作り、防火性や耐久性も確保できます。伝統住宅から現代建築まで幅広く使われます。
メリット
- 滑らかな表面になる
- 掃除や手入れがしやすい
- 耐久性と防火性が高い
デメリット
- 施工に技術が必要
- 厚塗りには時間がかかる
- ひび割れの可能性がある
用途
- 住宅や店舗の壁
- 和室や洋室の内装
- リフォームでの耐久壁
施工費用
- 1平方メートルあたり4,500~7,000円程度
- 下地や厚みによって変動
- 職人の技術料が加算
砂漆喰(すなしっくい)
砂漆喰は砂を混ぜた漆喰で、ざらっとした質感の壁に仕上がります。光を柔らかく拡散し、落ち着いた雰囲気を作れます。伝統住宅や和室の内装によく使われる技法です。
メリット
- 落ち着いた風合いになる
- 表面に凹凸が出やすい
- 伝統建築に適している
デメリット
- 施工に技術が必要
- 平滑さは出しにくい
- 厚塗りには注意が必要
用途
- 住宅や店舗の壁
- 和室や伝統建築の内装
- リフォームでの雰囲気付け
施工費用
- 1平方メートルあたり4,500~7,500円程度
- 材料や厚みによって変動
- 職人技術料が加算
石灰モルタル(せっかいもるたる)
石灰モルタルは石灰と砂を混ぜた建材で、壁や床の下地や仕上げに使われます。調湿性や耐久性が高く、伝統建築の内外装で広く利用されます。
メリット
- 耐久性が高い
- 調湿効果がある
- 下地として安定している
デメリット
- 施工に技術が必要
- 乾燥に時間がかかる
- 表面は柔らかく傷つきやすい
用途
- 住宅や伝統建築の下地
- 土壁や漆喰の補強
- リフォームでの耐久下地
施工費用
- 1平方メートルあたり3,500~6,000円程度
- 下地や厚みによって変動
- 職人技術料が加算
珪藻土塗り(けいそうどぬり)
珪藻土塗りは珪藻土を使った塗り壁で、調湿性や断熱性に優れています。自然素材で健康的な室内環境を作れるため、住宅や店舗の内装に人気です。
メリット
- 調湿効果が高い
- 断熱性がある
- 自然素材で安心
デメリット
- ひび割れしやすい
- 施工に熟練が必要
- 価格がやや高め
用途
- 住宅や店舗の壁
- 和室や洋室の内装
- リフォームで自然素材を使う場合
施工費用
- 1平方メートルあたり4,500~8,000円程度
- 材料や厚みによって変動
- 職人技術料が加算
土壁下地(どかべしたじ)
土壁下地は、左官壁の基礎として土を塗り固めた下地です。上塗り材の仕上がりを整え、耐久性や調湿性を高めます。伝統建築では不可欠な工程です。
メリット
- 上塗りの仕上がりが安定する
- 調湿効果がある
- 耐久性を向上できる
デメリット
- 施工に手間がかかる
- 乾燥に時間が必要
- 下地の状態で仕上がりが変わる
用途
- 漆喰や珪藻土の下地
- 住宅や伝統建築の壁
- リフォームでの下地補強
施工費用
- 1平方メートルあたり3,000~5,000円程度
- 材料や厚みによって変動
- 職人技術料が加算
二度塗り仕上げ(にどぬりしあげ)
二度塗り仕上げは、壁や床に二回塗りを行い、均一で美しい仕上がりを得る技法です。耐久性が向上し、凹凸や色ムラを防げます。伝統建築から現代住宅まで幅広く使用されます。
メリット
- 仕上がりが均一になる
- 耐久性が高まる
- 色ムラや凹凸を抑えられる
デメリット
- 施工に手間と時間がかかる
- 材料費が2倍必要
- 乾燥時間に注意が必要
用途
- 住宅や店舗の壁
- 和室や洋室の内装
- リフォームで仕上がりを美しくする場合
施工費用
- 1平方メートルあたり4,000~7,000円程度
- 材料や厚みによって変動
- 職人技術料が加算