和建築ナビは、国産木材や日本古来の伝統建築技術に強みを持つ工務店・設計事務所・リフォーム会社を比較・紹介するサイトです。
木材と日本の暮らし
日本の森林資源と木材利用の現状
日本は国土の約7割を森林が占める世界有数の森林国です。
しかし住宅建築では輸入材への依存度が高く、国内林業は厳しい状況にあります。
輸入材は輸送時にCO₂を多く排出し、環境負荷の面からも国産材の利用が望まれます。
地域の気候に合った木材を使う意義
木材には地域ごとの適性があります。
日本は高温多湿の気候であり、その土地に自生する木を使うことで耐久性が高まり、自然の摂理にも適します。
乾燥地帯原産の樹種は日本では防腐処理が必要になり、シロアリにも弱いことがあります。
地域材を使うことは理にかなった選択です。
国産材利用と自然環境の循環
国産木材を活用することは林業の維持につながり、適切に管理された山は土砂災害を防ぎ、清流を生み、海の豊かさを支えます。
森・川・海のつながりを守るためにも、国産材を使うことは大きな意味を持ちます。
伝統建築の技と価値
日本の誇る伝統建築技術
奈良の東大寺大仏殿は約1300年前に建立され、今も釘を使わない木組みが健在です。
伝統建築は地震に強く、部材を差し替えることで長期的に維持することが可能です。
職人の目利きと技術
木材の性質を見極め、湿気に強い部分や反りを考慮して木を選ぶ職人の知恵と技術が不可欠です。
しかし、担い手不足と高齢化が進み、伝統技術の継承は大きな課題となっています。
文化を未来へ継承するために
神社仏閣をはじめとする文化財は伝統技術によって支えられています。
これを未来に残すには、職人の技術継承と実際に使う機会が必要です。
和建築ナビは「本物の木の家を建てたい」「古民家を再生したい」と願う人と、地域の林業や匠の技を守り続ける工務店・設計事務所を結びつけます。
和建築ナビの使命
和建築ナビでは、木組みの家や古材を活かしたリフォーム、伝統工法による新築など、一般の住宅メーカーでは見つけにくい会社を多数掲載しています。
口コミを通じて施工会社のこだわりも知ることができます。
私たちは情報提供にとどまらず、日本の林業再生と伝統建築技術の継承、日本の文化を未来へ残すことを使命としています。